インターハイ2日目

クロスカントリースキー(クロカン)が盛んな北海道美幌町の雪の中で育った5人の中学生が、2022年に地元高校へ進学しました。
5年ぶりに復活した美幌高校スキー部は、地元少年団のコーチ、美幌出身の選手、外部指導者、学校の先生方、美幌町の協力を得て、スキー活動ができる体制を再構築いたしました。
そして、保護者はコーチや子どもたちを後方から支えるため、「美幌クロスカントリースキークラブ」を昨年発足いたしました。
昨年、皆さまの温かい応援のおかげで、3人が全国大会で入賞を果たし、今年度、全員が北海道強化指定選手に選出されました。
2024年に4人の新入部員が入り現在は9人、積雪量が少ない中、地元の高校で活動している唯一の高校です。
スキー部は、最低限の遠征費や道具をやりくりしながら活動を続けております。
昨年度はクラウドファンディングや全国・地元協賛、美幌町からご協力をいただき、12大会の遠征費5人で約500万円のうち、285万円のご支援を受け、無事シーズンを終えることができました。
今シーズンは、12大会の遠征費用だけでも9人で約603万円かかる予定です。
個人負担が大きく、兄弟姉妹が競技を続けることが困難な状況です。
美幌町報徳地域では、100年前から学校の移動手段や地域のレジャースポーツとしてクロカンが年齢を問わず盛んにおこなわれてきました。
これまで輩出した日本代表選手は5人、冬にクロカンで鍛え、他のスポーツで活かしている選手もいます。
元クロカン選手のコーチが小学生~中学生の指導、そしてコース整備、スキー手入れ、大会運営など仕事を持ちながらボランティアとして今も昔も支え続けてくれる土地柄です。
3年生
1年生
私たちが育った美幌町には、アスリートが成長できる十分な環境があります。この町の魅力を全国や世界の皆さまに知っていただくためにも、私たちは全国や世界に挑戦し、飛躍していきたいと考えています。
美幌高校スキー部2024-2025
国内で開催される計12大会遠征費
67万×9名=603万円の補助金として