ノルディック複合ワールドカップ2022/2023シーズン開幕!ルカツアー3連戦の振り返り
こんにちわ、谷地宙です。
今回はフィンランドのルカで行われたノルディック複合ワールドカップ2022/2023シーズンの開幕となった3連戦について振り返っていきたいと思います。
ルカで行われた3連戦は、
- 個人戦ラージヒル5km
- 個人戦ラージヒル10km
- 個人戦ラージヒルマススタート (クロスカントリーが最初の一斉スタート。後にジャンプ)
上記のような3連戦でした。
それでは、早速行ってみましょう!
ノルディック複合 W杯開幕戦ルカツアーの振り返り
今年もついにノルディック複合のワールドカップが開幕しました。
昨年度はマイナス10-20度という超極寒の中の試合でしたが、今年はマイナス6-10度とそこまで寒すぎるわけではなかったので、下り坂でまつ毛が凍ったり、息を吸ったら鼻毛がパキパキになったりということはありませんでした。
今年は高い目標を掲げていましたし、ジャンプもクロスカントリースキーの練習も順調に積むことができていたので、実力を発揮できれば上位に行ける可能性があると思い、気合十分でした。
試合前の感触
ジャンプはロバニエミの事前合宿中はまずまず良い調子でしたが、ルカに入ってから助走路の姿勢が安定しなかったり、スピードに体が慣れていなかったりと翻弄されてしまい、調子を大きく崩してしまいました。
これまでの経験から、なんとか修正はできるだろうと思っていましたが、不安感を覚えていました。
一方クロスカントリースキーは好調で、練習から体のキレも良く、試合でどれだけ通用するのか楽しみな気持ちでいました。
1日目:個人戦5km
5kmはジャンプが得意な選手に有利な試合形式で、ジャンプの調子がいまいちだった私は、なんとかして良いジャンプをしなければいけないと思っていましたが、思うように行かずに29位でジャンプを折り返しました。
クロスカントリーは出来る限り前の選手を抜いていこうとスタートから全速力でぶっ飛ばしていきました。体も最後まで動き、最終的に25位でゴールしました。クロスカントリースキーだけのタイムだと全体で16位とまずまずの結果でした。
2日目:個人戦10km
ジャンプは変わらずにダメダメ。クロスカントリースキーは走力のある選手が周りに多かったので、最終ラップまでついていき、最後のスプリントで勝負しようと考えていました。
しかし、レース中盤の位置取りで体力を消耗してしまい、最終ラップの途中で集団から離れてしまいました。
結果は29位。ぎりぎり30位以内に与えられるワールドカップポイントは獲得しましたが、最低限の中の最低限の結果となりました。
3日目:個人戦マススタート10km
2日目のレース途中で脹脛を攣ってしまっていたので、ハイペースになったらかなり難しいと思っていましたが、スタートからローペースで最後まで大きな集団の中で走ることになりました。マススタートで最も重要なことは位置取り。
当然前にいれば、ペースが上がった際に対応できますが、昨シーズン、オテパで行われたワールドカップで最初に前の方に行こうとしすぎて後半ペースダウンしていたことから、今回は前方中盤の15位ほどでレースをする作戦でした。作戦自体はうまくいきましたが、最終ラップに前の方に行けずにゴールしました。
ジャンプは結局良い状態とは程遠い感じで終わってしまいましたが、徐々に助走姿勢の良い感じを思いだしてきたので、次戦以降は得意のジャンプで上位につけ、強化してきた走力を生かせるようにしたいと思います。
次戦リレハンメルに向けて
感覚を研ぎ澄ませて、良いジャンプ、良い走りをしてワールドカップの自己ベスト更新を目指します。
ワールドカップ前半戦の大会結果報告レポートはこの活動レポートにて公開します。また、ブログにも掲載します。
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昨年度のルカツアーについての記事はこちら
現役早稲田生アスリート】ノルディック複合 W杯開幕戦ルカツアー3日間の振り返り〜Road to Beijin〜
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