2/4 【人生初!】時速90km超で斜面に激突して、80m滑落した話
2/3の大会の試技(試合直前の練習)で転倒しました。転倒動画はInstagramに投稿してます。下にURL貼っておきます。
今回転倒したジャンプ台はラージヒルと言われる台で、滑走路を滑り降りる速度は、約時速90kmで空中に飛び出します。空中の速度は速い人で着地の瞬間は、時速100kmくらいまで加速します。
スキー2本で時速100kmで空を120m以上滑空して行く競技です。←誰がこんな競技考えたんだ??ってたまぁーに思います。
そんな時速100kmで着地し、降り積もった雪に足を取られ転倒しました。
着地点はニセコのパウダースノーかと思うくらいフカフカでした笑
8年ぶりの転倒が、人生初のラージヒルでした。長年指導してくださっていたコーチからも、転ぶところ初めて見たと言われるほど、転倒しなかった私が転びました。
そんな私が、今回転倒して分かったことがあります。
それは滑落してる時めっちゃ怖い!!
着地した瞬間に「あ、、転ぶ」とわかりました。そのあとは、とにかく視界が真っ白で、転んだ衝撃で雪が舞い上がって行くのが見えました。スローモーションで見えて綺麗でした笑
自分が今、空を見ているのか地面を見ているのかわからなくなりました。そして、足は付いているのか、腕は折れてないか、スキーは安全に外れてくれたかなど、色んなことを考えながら転がり落ちてました。
でも、そんな真っ白な視界の中に一瞬黄色いスキー板が見えました。
「あ、足はついてる!よかったー」と思いながらそのままゴロゴロと、転がりました。
本当に何もできない、ただただ重力に身を、任せ転がり落ちるあの恐怖。
ただ、恐怖の次に襲ってくる感情は、雪が冷たいでした。本当に顔面真っ白、ゴーグルの中にも雪が入って来て、大変で、何が何だか分からなくなります。
やっと止まり、起きあがろうとしたらスキー板が邪魔で立たない、とにかくスキーを脱ごう、そして痛いところは無いか、壊れた道具はないか、頭がフル回転。
痛いところも壊れた道具もなかったのでよかったです。
その後、やけに頭が冴えてきて、今日はいいジャンプできそうと、思いました。
その結果いいジャンプができ9位になることも出来ました。
まずまずの、結果ではないかと思いました。
この転倒によって何かを得たのではなく、頭のネジを落として来た感覚があります。
頭に冷たい血が流れ込むような、人間が本来生存戦略として必要であるブレーキが壊れたような、そんな感覚でした。
でも、家に帰ったら左肩が痛くなったり、熱ぽくなったり、頭痛と吐き気、鞭打ちになった時の首の痛みなど、色々出て来ました。
当たり前ですよね、時速100kmで雪の斜面に激突してるんですもん、これくらいで済んでよかったです。
痛みが無くなったらまた、練習再開して、次はもっといい成績出せるように頑張ります!!
次は135mオーバーのジャンプがしたい!!
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