2024/02/20 15:03
自己紹介(塩谷町 星 育男・君嶋 眞紀)
栃木県では令和4年に第77回国民体育大会を開催、塩谷町においては、町の西南部に位置する船生地区の鬼怒川を競技会会場とし、カヌースラローム・ワイルドウォーター競技会を開催しました。
開催にあたり実に7年の準備期間を要しましたが、特に競技コースは整備完了までに多くの時間と労力を費やしました。
というのも、元々コース周辺は川幅が広く水深も不十分で、競技会場として利用することが競技運営上困難であり、新たに約1,500mの水路をコースとして整備する必要があったためです。
時間と労力をかけ、また、創意工夫を凝らし整備した本町のカヌー競技コースは、国体時に全国より集まった選手・監督や競技役員からも高評価を頂き、国体後も「練習に来たい」「遊びに来たい」といった声を数多く頂きました。
カヌー競技会場は、日光連山も一望でき、国指定史跡である「佐貫観音」や「道の駅湧水の郷しおや」からのアクセスもよく、私共としては、カヌーだけに留まらず、釣り・水遊び場・サウナ等、水と親しめる交流空間拠点としての利活用を推進したいと考えております。
しかし、鬼怒川はその名のごとく「鬼が怒る川」であり暴れ川です。河川の流域面積も広いため、大雨時の河川増水が著しく、カヌーコースを整備してから国体開催までの間にも数回被災しました。
コース復旧にはそれなりの費用が伴いますが、簡単に捻出できる額ではございません。国体を契機とし、会場跡地・コースを新たな町の交流拠点として地域づくりにつなげるため、皆様のご支援をお願いできればと考えております。
よろしくお願いいたします。
塩谷町産業振興課 星 育男
企画調整課 君嶋 眞紀