ナショナルタレントハブでの練習 ライフル射撃
みなさんこんにちは、辻尾玲奈です。例年は7月に入るとミーンミーンと鳴き始めていたはずのセミの声が聞こえず、7月中旬の今頃になってようやくチラホラ聞こえてくるようになった気がします。あまりの暑さでセミたちも土の中で避暑していたんでしょうか・・・。
先日7月7日(日)は練習拠点としている能勢町ライフル射撃場にて行われた、ナショナルタレントハブという選手育成プログラムに参加してきました。
「ナショナルタレントハブ」とは、日本ライフル射撃協会によって運営されており、ライフルやピストル射撃の選手の技術向上やメンタル強化の支援、将来的に国際大会で活躍できる選手を育てることを目的として、今年は近畿ブロックで月に一度程度のペースで行われています。
ライフル射撃コーチにフォームの確認をしてもらっている様子。ここぞとばかりに質問を投げまくります。

このプログラムではトップコーチからの指導を受けられるほか、メンタルコーチやフィジカルトレーナーも常駐しています。
射撃に対するメンタルの悩みやボディケアについての相談も同時にできる非常にありがたい機会とあって、全国津々浦々から選手が訪れます。
普段私は電子標的を用いた自主練習を行っているため、実弾を撃てる、コーチからの指導を受けられる時間は大変貴重なものなんですね。
おそらくどの選手にとっても大切な時間なので、この機会を最大限有効活用すべくたいていの選手は「射撃ノート」というものを作って、日々の練習での気づきや疑問を書き残す習慣を作っています。
頭で記憶しているつもりでもいざコーチへ質問するときになると重要なことは忘れてしまったりするものなので、後で振り返りを行う時のためにも文字として残しておくことが大切なのだとか。
私も射撃を始めたころ一発目に教えられたのが、"射撃ノートを書く"ことでした。
文章を書くことが非常に苦手な私は、小学生の頃夏休みの宿題で書いた日記のごとく、「〇月〇日 はれ ちょっと腰痛い 練習2時間 左腕が疲れた」くらいしか書けず振り返ろうとしても何を残したかったのか自分の意図がわからない・・・。練習よりもノートを書くことの方が難しかったですね(笑)
いまだに文章で気づきを綴るのは苦手なのですが、ノートをつけているうちに自分の体調の波だけは把握しておこうという気持ちになり、朝起きたときの気分や日中の体調と、体調がすぐれない時にどう対処したのかだけは毎日書くようにしています。そうすることで、大事な時に不調が起こってもどう対処したら良いかわからない!!というパニックを起こす頻度を少なくすることができるんじゃないかなぁと思っています。
的の中心に弾が当たる技術を磨くことだけではなく、磨いた技術を発揮できる身体づくりをすること、自分の機嫌は自分でとれるようにすることも大切なんだということを学んだタレントハブでの練習。
また次の機会で少しでも成長できるよう、日々の自己練習を大切に取り組んでいきます。