投の形とは〜足技編〜
今回は、投の形の足技について説明しようと思います!
足技は、送り足払い、支釣込足、内股の3つで構成され、主に足を用いて受の相手を投げる技のことです。
送り足払い
一見、横に移動している相手にタイミングを合わせて足を払っているだけの簡単な技と思われがちですが、引き手のしっかりとした崩しや払うタイミングで相手の足を完全に揃えるほど正確なタイミングが求められる技であり、かなり難しいです。また、受は、体をまっすぐにした状態で投げられるためかなりの勇気が必要な技です。
支釣込足
支釣込足は、前に出てくる受に対して、取は受を引き出しつつ、自身は、斜め後に下がり、受の前に出てくる足を止めるように支えて、バランスを崩し、腰の回転と釣り手と引き手の崩しをもって投げる技です。
この技は、全日本学生柔道形競技大会の時にかなり躓き、どの技よりも反復練習を繰り返した技です。受と取の距離感や足を出すタイミング、投げる時のキメ、投げる方向など様々な要因が一つでもずれるとうまく投げることができない複雑な技ですが、全てがうまく合わさって、投げらことができた時の達成感はどの技よりも大きいです。
内股
内股は、取が引き手側の足を斜め前に出しながら、受を引きつける動きを繰り返し、バランスの崩れた受を引き出しながら受のまたの部分に足を入れ、跳ね上げて投げる技です。
この技は、前後に動く他の技と違い、回転をしながら投げる技であり、最初の頃は、足が受の股に入らずにうまくできませんでしたが、今では自信を持って行うことがでから技のひとつとなっています。ただ、右組の時と左組の時で技の完成度に違いがあり、形の審査では、左右差があるとかなりの減点対象のため、その点を改善していきたいと思います。
以上が足技の説明となります!足技は、形の構成では中盤に当たり、この技がうまくできていないと見ている側は、飽きてしまい、最後の技までをしっかりと見てくれなくなるため、かなり重要な部分です。より練習を積んで審査員や観客を惹きつけるような演技ができるようにしていきます!!
次回は、真捨身技の紹介となります!