2024/11/03 15:58
スキーモとわたし ~プロローグその2~
「小寺くん、まだアサケアルパイン入ってへんの?」
あるとき唐突にそう言われて、何かに導かれるように次の瞬間には入会してました(笑)アサケアルパインクラブというのは、私の地元、鈴鹿山脈の朝明(アサケ)渓谷に拠点を置く山岳会です。
地元の方々はもちろん、鈴鹿山脈を愛するたくさんの人々が集まった山岳会で、そこで夏の沢、テント泊、渓流釣り、季節の味覚狩りetc...いろんな楽しいことを教えていただいて、私の山の幅は大きく広がっていきました。
時には遭難捜索活動にもみなさん積極的に参加されていて、ただ遊ぶだけでなく、山の安全ということについても意識が身に着いたのは本当に良い流れでした。
その中でもやはり、私が一番のめり込んだのが山スキー(バックカントリースキー)です。
鈴鹿山脈の最北端、御池岳に連れて行っていただいたことがあり、ここで鈴鹿と私との間がスキーというキーワードでつながりました。
「家から眺めている山でもスキーできるんだ♪」
この気づきを作っていただいたのは、生涯で1,2を争うラッキーですね。
その後もアサケアルパインクラブでは奥美濃や富士山などの大きな山にも滑りにつれて行っていただいて、どれも今でも思い出深い山スキーとなっています。
まさかこの後、この山スキーが自分の運命を大きく変えていく存在になろうとは、まだこの時は知る由もありませんでした。
次回はついにスキーモと出会います。