✍️特別編✍️「息の長い選手活動を」 元アスリートのファイテン社員が応援に込める思い
平野夏海選手をサポートしているファイテンの濱田道康さんのインタビュー記事を制作しました!
「前に前に」熱意伝わる選手
「すごくハードに練習するので時々、壁から怖い落ち方もする。それほど、前に前にという熱意が伝わってくる選手だと思っています」。平野夏海選手のことをそう語るのは、健康やスポーツ関連の商品を展開するファイテンの濱田道康さんだ。
出会いは3年ほど前。出入りをしていたクライミングジムの店長に当時、手首などに不調を抱えていた平野選手を紹介された。自社の専門トレーナーを通じてテーピング技術などを助言した縁から、以後、選手活動を見守るようになった。
本人から「調子、いいです」などと順調そうな連絡をもらうことが、濱田さんは何よりうれしい。自身も20代後半までアーチェリーの選手として世界選手権の国内選考に残るほどの腕前だったが、肩のケガに泣き、引退に至った過去があるからだ。
また、「鬼打ち」などと呼ばれる過酷な練習もいとわない平野さんの向上心もよく知るゆえに「少しでも長く競技を続けてほしい」と、できる限りのサポートを続けている。
(平野夏海選手提供。ファイテンショップにて)
近年は2021年にリードとボルダーのそれぞれのユース日本選手権を制覇するなど、第1線での活躍を続ける平野選手だが、面倒見がよく、親しみやすい人柄も大きな魅力という。
「他の選手や子どもたちを気にかけたり、声を掛けたりする様子をたびたび目にします。場が明るくなり、自然と人の輪もできる。平野選手から周囲のクライマーに前向きな姿勢やいい雰囲気が広がっていっているように思います」と濱田さん。
目をみはる戦績だけではない、平野選手を応援する理由がそこにある。
「難しい壁を登り切った後の笑顔をこれからも多くの人に見せてほしい」と濱田さん。活躍と共に息の長い選手活動を願って、平野選手にエールを送る。