【シーズンを終えて、1年を振り返る】
3/16の大会でスキージャンプのシーズンが終了しました。
今シーズンは大学を卒業後初めて、親からお金を出してもらわず、スポンサー様のご支援だけで戦い抜いたシーズンでした。
わからないことが多すぎて、何をどうしたらいいのか、常に疑問しかない中でジャンプを飛んでいました。
自分はまず何をしたらいいのか、活動費を集めるのが先か、成績を出すのが先か、僕の進む道を示してくれる人が居なく、心細い夏のシーズンスタートでした。
王道の実業団で活動する道とは違い、自分でお金を集め、練習環境を準備し、コーチを探す。道なき道を自分で進む、そんな感覚でした。
練習するにあたり、自分よりも上手い選手と練習したい、そう思っていたので、二階堂蓮と一緒に練習させてもらえるよう小川コーチにお願いしました。
蓮との練習は常に新鮮で、これまで考えた事の無かったジャンプ理論を学ぶいい機会になりました。
一緒に練習する仲間がいるという事がどんなに心強かったか。
1人でやって行く不安は無くなりました。
しかし、夏の開幕戦、スタートリストに僕と同じチーム名が無い事、着替えも1人、移動も1人、この時本当に1人で活動してるんだと実感し、怖くなりました。
それでも、いつもSNSで応援してくれているファンの方が居ると思うとその恐怖も和らぎました。
1人で大会に出て戦っているけど、いろいろな方に支えてもらっているから大会で戦えるのだ、そう感じました。
そんな気持ちで夏シーズンを戦い、気づけば冬でした。
11月にフィンランドに合宿に行き、いい感覚を掴み帰国、帰国後も名寄で優勝でき調子はいいように感じていました。
しかし1月の中旬、COC直前で腰痛がひどくなり、まともにトレーニングが出来なくなりました。病院に行った結果、ストレスからなる帯状疱疹の影響だと言われました。
「ストレス?毎日好きな事して生きてるのにストレスかかるかなぁー」
と思っていましたが、今思い返せば、1月頃から白髪が増えたり、3日連続で大倉山で転倒する悪夢をみたり、あまり寝れなくなっていたり、世間一般から見るとストレスを感じている人の症状は出ていたかなと思います。(バカは風邪ひかない理論ですね笑)
好きなスキージャンプがだんだん、怖くなり嫌になっていくのを感じました。
この時父も夏には野菜の悪夢を見ると言っていたのを思い出しました。
本当の意味でスキージャンプを仕事として、捉え始めた自分がいる事を認識できた事により、これでいいんだと思えました。嫌になるくらいジャンプに向き合っている、それが出来るなんて幸せでしかないと思いました。
そう思ったとしても、2月になっても悪夢は続き、悪夢をみた5日後に本当に大倉山で転倒しました笑
転倒した時の話はこちら↓
https://furisake.com/projects/26/activity_reports/273#activity-report-head
人間怖いですね、夢に見たことを実現させてしまうなんて笑
そんなこんなで気づけば3月、雪の上で飛べるのもあと少し、そんな時夏に向けてジャンプ改良を本格的に始めようとコーチと話しました。
これまでは上に飛び上がるようにしていたスタイルを、空気の抵抗なく、前に進み高いフライトを取るスタイルに変えて行くことにしました。
まだまだ、改良を始めたばかりですが、ファイナルの大会で、少しいい動きができてきたので、いい収穫になったと思います。
もっと成績を出したかった、出すべきだった、そんな風に思いながらのシーズン終了。
来シーズンは精神的に弱くならず、強気に大会に臨み、いいジャンプをして、もっと成績を出す。
でも、考えすぎて、悪夢は見たく無いですね笑
今シーズンも応援ありがとうございました!
クラファンは4/19まで続きます。
今後もよろしくお願いします!
次の活動は基礎スキーです。
3/20にパッチテスト1級。
まだ今シーズン1日しか練習してないので、やばいです笑
頑張ってあと2日練習します!
検定の結果もレポートに書きますね!