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本プロジェクト「シオヤカヌー」は、2022年のいちご一会とちぎ国体カヌー競技(スラローム・ワイルドウォーター)の運営に関わった、栃木県カヌー協会理事長をはじめとする有志で作りました。
写真 左から順に
松本 浩一(代表)栃木県カヌー協会 理事長 → 自己紹介
篠崎 哲也 黒磯カヌークラブ 副幹事 → 自己紹介
星 育男 塩谷町産業振興課 課長 → 自己紹介
君嶋 眞紀 塩谷町企画調整課 主幹 → 同上
塩谷町は、北関東に位置する栃木県にあります。東京からのアクセスは、電車とバスで約3時間、車なら約2時間で到着。栃木県の中央よりやや北部にあり、県都宇都宮市や観光地の日光市、那須塩原市へのアクセスも良好です。
約60%が山林原野、樹齢数百年にも及ぶ原生林が息づく「高原山」をはじめ、名水百選に認定された「尚仁沢湧水」を有し、河川は荒川と鬼怒川が町の両側を囲みながら南流するなど、豊かな自然環境に恵まれています。
人口は2024年1月1日現在で 10,069人。2050年には2020年値の半分未満と推計されており、地域の社会経済をどう維持していくかが課題となっています。
2022年のいちご一会とちぎ国体カヌー競技(スラローム・ワイルドウォーター)の会場として、栃木県塩谷町を流れる鬼怒川に整備されました。コースの延長は約1.5kmです。本コースの流水は本流から分岐させたもので、前半部は中州より左岸側を通すことにより、洪水時の直撃をある程度低減しています。
国体後、建屋などの競技施設は撤去されましたが、流水部や川沿いのオープンスペースはそのまま残され、競技カヌーの練習場・カヌー愛好者の川下り、更には、ウォーキングやアウトドアサウナの場として利用されています。
2023年8月20日には、これらの国体レガシーを活かすべく、コース前半部を使用し「第1回しおやカップ」(主催:栃木県カヌー協会 協力:塩谷町・黒磯カヌークラブ)を開催しました。カヌースラローム・ワイルドウォーター・カヤッククロスの3種目を扱う、初級~中級者向けのローカルレースとして、公式戦出場経験豊かなベテラン選手から大会初挑戦の方まで、多くの参加を頂きました。2024年の第2回大会も、8月中旬の開催に向け調整中です。
同じく2023年に、塩谷町の方を主対象とした「川遊び・カヌー体験」を3回開催しました。地元の中高年の方曰く「子供の頃は水深も深く、泳いで遊べた」とのこと。近年は「川は危険な場所。近づかない」と注意喚起をせざるを得ない状況ですが、整備されたコースなので、運営側の安全管理も十分行き届いた中で、地元鬼怒川の魅力を感じてもらうことができました。
日本におけるカヌースラローム・ワイルドウォーター競技は、2019年に整備された葛西スラロームセンターを除き、自然河川で行われています。そして、練習に適した条件が安定的に確保されている場所は少なく、関東圏内でも多摩川(東京都青梅市御嶽渓谷)、新左近川親水公園カヌー場(東京都江戸川区)くらいでしょうか。鬼怒川特設カヌー競技場は、「一定の区間で必要な水量(水深)が確保できている」「前半区間は危険箇所もほぼ無く初級者でも練習しやすい難易度」「駐車場所からのアクセスが良好」といった特徴を有しており、競技普及の場として希少な環境です。
一方、鬼怒川はその名に違わず、洪水時は怒れる川となり、これまで幾度となく流れを変えてきました。2023年は大きな洪水こそ無かったものの、一部でコース沿いの巨石が崩れ、カヌーで下るには浅過ぎる部分や、引っ掛かると危険なスポットが生じました。
今後も来訪者が安全に利用できる環境を維持し、しおやカップやカヌー・川遊び体験などのイベントを継続していくためには、このような危険箇所の改修が必要です。しかしながら、栃木県カヌー協会の予算は選手強化で手一杯。自治体における予算確保も、国体終了後の今となっては難しい状況です。
今回のクラウドファンディングによる支援金は、次のために使わせていただきます。
No.1 鬼怒川特設カヌー競技場において壊れた部分の改修
No.2 しおやカップのグレードアップ(専用ビブス購入・仮設トイレ設置など)
※しおやカップは、今後毎年1回開催予定。ビブスはスポンサー名入り(イメージは応援コース参照)毎大会使用。仮設トイレは第2回大会設置分。
※目標金額を達成しなかった場合は、金額に応じ、コース改修範囲の縮小・しおやカップグレードアップの簡素化などを行います。
※目標金額を上回った場合、超過額は、金額に応じ、しおやカップのグレードアップ・次回のコース改修の基金として活用させていただきます。
本プロジェクトの目的はコース改修としおやカップのグレードアップですが、プロジェクトを広く周知することで、多くの方が「鬼怒川 塩谷町佐貫エリア」に目を向け、今後長く関わり続けていただくきっかけになると期待しております。自然が相手なので、改修後いつまでコースを維持できるか見通せないのですが、各種イベントを継続し、将来的には再び公式戦を開催することが目標です。
本コースで漕いだ経験のある方、ぜひコースの素晴らしさを知り合いの方に広めてください。
本コースの事を初めて知った方、今後活動レポート等でコースの魅力を発信して参りますので、フォロ―頂ければ幸いです。
どうか皆様の応援のほど、宜しくお願い致します。