合宿所の歴史〜次世代へつなぐ〜
女子合宿所構想
スキー部も、今年度(2022年度)春からは合宿所に入る男子部員数が20名ほどとなり、男子のみでふたつの合宿所を運用するには少々無理があることがわかりました。現在のスキー部の推薦枠から考えても毎年10名以上の男子学生が入部する予定はなく、第2合宿所として使用していた建物を女子が使えるように改修できないかと現オーナーである大西ご夫妻に相談を始めたのが昨年(2021年)初夏のことでした。
ちょうど、大西オーナーご夫妻の娘さんご夫妻(臼杵様ご夫妻)が合宿所の1階に移り住む計画をしているとのことで、改修費用の問題や男女入れ替えの問題など幾度となく打ち合わせを進める中で、ようやく今春に向けた女子合宿所開設計画が進み始めたのでした。
とはいえ何年もの間、大西秋子先生・利先生のお考えを尊重され、安価で宿舎を提供していただいておりましたので改修費までも準備いただくのは失礼にあたります。改修費についてはできる限りスキー部側で準備を進め、共有部分のみ現大西オーナーにご準備をいただくのが筋であろうということで、次期オーナーとなる臼杵様ご夫妻と打ち合わせを進めてまいりました。
元々の合宿所開設者であった「大西利先生」はご存命ではありますが、近隣の介護施設にお住まいとのこと。改修に関わる書類のやりとりについては不動産会社様入っていただき、大西家・臼杵家そして日本体育大学スキー部という関係を明確にした賃貸に関する契約書があらためて作成されております。
本件について、スキー部としてのリフォームローンなどは組むことができません。スキー部長である竹腰が借主となり、改修に関するローン契約を結ぶことになりました。協力いただけたのが地元世田谷区を拠点とされる世田谷信用金庫様でした。大西先生姉妹のお話から、その意思を受け継がれた現オーナー(大西様ご夫妻)、そして今後受け継がれる臼杵様ご夫妻のお気持ちを汲んでいただき、改修資金の調達に関してしっかりと相談に乗っていただけたのです。いくつかの金融機関にて相談をいたしましたが、最終的には地元にある信用金庫が出資してくださることとなり、大西先生ご姉妹のお気持ちが届いたのかなと思っております。
とはいえ、あくまでも個人調達での資金となります。
今回クラウドファンディングを利用することを計画したのも、大西先生姉妹の「青春の宿もり」のお話を広くに知っていただき、そのご意志が今もなお受け継がれていることを皆様に知っていただきたいと思ったからです。日体大レスリング部の現部長である松本先生にこのお話をさせていただき、元部長である藤本先生にも先日ご連絡をさせていただきました。
スキー部の女子合宿所として、令和版「青春の宿もり」が新たな歴史を築くために皆様からのご支援をいただければ幸いです。