2023/06/19 17:01
✍️特別編(前編)✍️「皆のお兄ちゃんのような存在」ジムオーナーが明かす濱田選手
濱田琉誠選手がホームジムとしているクライミングジムRISE 原大作さんのインタビュー記事を制作しました!
塾に行く前に練習励む姿も
横浜の戸塚駅から徒歩5分の複合ビル。その地下に天井高4.6メートル、敷地面積約580平方メートルの神奈川屈指のボルダー施設がある。濱田琉誠選手が通う「クライミングジムRISE」だ。
「強いし真面目だし、ジムに通う子どもたちに声を掛けてくれて、皆のお兄ちゃんみたいな存在です」。濱田選手をそう語るのはオーナーの原大作さんだ。
ジムは2016年に開設。翌年夏ごろから濱田選手が足を運ぶように。トレーニングに励む姿をオーナーとして見守ってきた。
「塾に行く前とか時間を見つけては来て、短い時間でも黙々と壁に向き合っている」
「『本当に好きなのだな』ということと強い向上心を感じています」
近年ではジム内の壁で、ホールドと呼ばれる突起物を設置して新たな課題をつくる「ルートセット」を濱田選手に何度か任せるようにもなった。
「頭の中でルートを組み立てることで課題を設計する人の気持ちになれる。そういう体験が今後の競技にも生かされればと思って。頼んだらとても喜んでくれました。RISEに来る人たちをイメージしながら、さまざまなグレードのルートを提案してきてくれています」
濱田選手を語る時、自身もクライミング歴20年超の原さんの表情は決まって温かいまなざしになる。それは、子の成長を願う親心にも似て―。
(後編に続く)
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